光を浴びるメリット

体内時計のリセット効果
光には体内時計のリセット効果があります。
体内時計について説明すると、
人には朝起きて活発に活動し、夜に眠くなり休息する、という1日の体温やホルモン分泌など身体の基本的な機能のリズムが備わっています。
このリズムを概日リズム(サーカディアンリズム)といいますが、このリズムを作りだしているのが体内時計になります。
体内時計の1日の周期は個人差がありますが24時間よりも少し長く、1日は24時間なので放っておくとズレが生じ、生活リズムが日に日に後ろ倒しになるので、夜型の生活になっていきます。
つまり体内時計を調節しないと夜に寝つきが悪い、日中に強い眠気を感じる等、睡眠の質に影響を及ぼしてしまいます。
しかし、朝に光を浴びると体内時計が早まり、地球における1日(地球の自転の周期)と合わせてくれます。
そのおかげで私たちは1日を規則正しいリズムで生活することができるのです。
身体を目覚めさせる!
体内時計に深く関わり、人の睡眠をコントロールしているホルモンの一つに「メラトニン」というホルモンがあります。
メラトニンは「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、人を眠りに誘う作用を持っています。
朝に光を浴びると、このメラトニンの分泌が抑制され、スッキリと目を覚ますことができます。
幸せホルモンで気分が上がる!
光を浴びると、「セロトニン」というホルモンの分泌が促進されます。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、ストレスや不安を取り除き、幸福感や楽しい気分を作りだしてくれます。
セロトニンは夜になるとメラトニンに変わるので、就寝時にぐっすり眠りやすくなります。