【リラックス効果】睡眠に効果的!おすすめのアロマオイルをご紹介!
仕事で緊張・不安からストレスが溜まり、鏡を見ると肌も調子が悪い…。布団に入っても嫌なことを思い出してイライラ・憂鬱で眠れない…
そうなると質の高い睡眠はなかなか得られず、目覚めも悪くなってしまいます。
睡眠の質を高めるためには就寝前に心身をリラックスさせることが大切ですが、そこでおすすめなのがアロマオイルを使ったアロマテラピーです。
この記事では睡眠に効果的なアロマオイル・その商品をご紹介します。
アロマオイルの効果的な使い方もご紹介するので、是非ご参考下さい。
1. アロマテラピーが睡眠にもたらす効果
1-1 アロマオイルのもつ成分が作用してリラックス!
アロマテラピーに使用される100%天然のアロマオイル(精油)には数百種類もの有機化合物が含まれています。
それらの有機化合物が複雑に組み合わさり化学的な反応を起こすことによって、様々な作用を生み出しているのです。
例えば鎮静作用、リフレッシュ作用、鎮痛作用、消毒作用、さらには美肌作用を持つものもあります。
リラックス効果を持つアロマオイルの成分を取り入れることで、就寝前に気分を落ち着けることができます。
1-2 「香り」が脳を直接刺激し、安らぎをもたらす
アロマテラピーの特長は、「香りを嗅ぐ」というだけでも身体に効果があるということです。
それは、香りの信号が脳に直接届き、感情や本能に関わる部分に働きかけるからです。
脳には、感情・本能を司る「大脳辺縁系」と、理性的な思考を司る「大脳新皮質」の二つがありますが、人間の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)のうち、嗅覚を通じた情報のみ大脳新皮質を通さず、大脳辺縁系に直接送られるのです。
嗅覚の情報は海馬や扁桃体といった感情や記憶をコントロールする器官がある大脳辺縁系のほか、自律神経の中枢を担う「視床下部」や、ホルモン分泌に関わる「下垂体」にもダイレクトに届きます。
自律神経の中枢である視床下部に直接働きかけるので、自律神経のバランスが整い、脳や身体の緊張をほぐしてリラックスすることができるのです。
100%天然のアロマオイルは様々な効能をもち、鎮静作用や鎮痛作用をもつ香りがある
アロマテラピーは脳に直接作用し、自律神経を整えるのでリラックスすることができる
2. アロマオイルの選び方
2-1 「アロマオイル」と「精油(エッセンシャルオイル)」の違い
この記事では分かりやすいように「アロマオイル(精油)」と称していますが、厳密には「アロマオイル」と「精油(=エッセンシャルオイル)」は分けられています。
「精油」は植物から抽出した天然成分100%の香り成分のオイルであり、保存料・合成香料等、人工的なものは一切入っていません。
一方、「アロマオイル」は人工香料・アルコール等が含まれた、人の手が加えられたものを原材料としているオイルをいいます。
品質の良い「精油(エッセンシャルオイル)」は、香りとともに植物がもつアロマテラピーとしての効果を期待できますが、「アロマオイル」は香りを楽しむためのものであり、アロマテラピーとして使用することはできません。
一般的にこの2種類を一括りにして「アロマオイル」と呼ばれることが多いですが、アロマテラピーとして使用する場合は、必ず「精油(エッセンシャルオイル)」を選ぶように注意してください。
なお、この記事におけるアロマオイルは「精油(エッセンシャルオイル)」を指していることを前提に読み進めてください。
2-2 商品に記載されている情報を確認する
品質の良いアロマオイルの選び方のポイントをご紹介します。
「精油」・「エッセンシャルオイル」と表記されているものを選ぶ
商品のラベルやパッケージに「精油」、「エッセンシャルオイル(essential)」または「100%天然(=ピュア)」などと明示されているものを選びましょう。
また、植物の学名・原産地・抽出部位・抽出方法などの表記があるとより安心できます。
遮光瓶に入っているものを選ぶ
精油は繊細で、光や熱によって成分が変化・劣化してしまいます。茶色や青色の遮光瓶に入っているものを選ぶようにしましょう。
2-3 自分の好きな香りで選ぶ
アロマオイルの香りの中には睡眠に良いとされる効果を持つものもありますが、アロマテラピーを楽しむには自分が心地よいと感じる香りであることが重要です。
効能を重視して、あまり自分に合わない香りを選んでも逆効果になる恐れがあります。
特にアロマを初めて選ぶ際は、自分の悩みに合ったアロマオイルをいくつかピックアップして、その中から自分の好きな香りを選ぶようにすると良いでしょう。
おすすめなのは実際にアロマテラピー専門店に足を運んでみることです。
実際にアロマオイルの香りを試したり、販売員の方と相談しながら選んだりと、自分の悩み・好きな香りのアロマオイルを見つけやすいです。
「精油」、「エッセンシャルオイル」、または「100%天然」等と明示されているおり、遮光瓶に入っているものを選ぶようにする
自分の悩みに沿った、好きな香りを選ぶようにする
3. 睡眠におすすめのアロマオイルの香り5選!
睡眠に効果的なアロマオイルの香りを5つピックアップしてご紹介します。
3-1 ① ラベンダー
代表的なアロマオイルといえば、ラベンダーです。
フローラルな香りで、香料としてもよく使われるので香りを想像しやすいのではないでしょうか。
ラベンダーの香りにはリラックス作用や自律神経のバランスを整える作用があり、副交感神経が優位になることによる安眠効果が期待できます。
ストレスによる緊張や不安を鎮めてくれるでしょう。
また鎮痛効果もあるといわれており、頭痛・生理痛・筋肉痛・肩こりといった痛みを和らげてくれます。
3-2 ② オレンジスイート(スイートオレンジ)
オレンジのような甘酸っぱい香りがなじみやすい柑橘系アロマオイルの定番です。
ストレスやイライラを和らげるリラックス作用、気分を前向きにさせるリフレッシュ作用があります。
消化器官の働きを整え、消化を促進する作用もあり、食欲不振や便秘にもよいとされています。
さらに血行を促進させる効果もあるので、冷え性の方にもおすすめです。
3-3 ③ ベルガモット
ベルガモットは爽やかな柑橘系の香りの中に優しく甘い香りを持ち合わせる、落ち着きのある上品な香りが特徴的です。
同じ柑橘系のオレンジスイート同様に鎮静作用、消化促進作用を持つほか、抗菌作用により、にきびや吹き出ものといった肌トラブルを改善します。
ストレスで心も肌もダメージを受けていると感じた時に使用したいアロマオイルです。
3-4 ④ ゼラニウム
ローズのような華やかな香りと、ミント系のハーブの香りを持ち合わせたフローラルな香りです。
自律神経・ホルモンのバランスを整える効果を持っており、ストレスによるイライラの緩和、生理痛・生理不順等の女性特有の悩みの改善が期待できます。
3-5 ⑤ サンダルウッド(白檀)
サンダルウッドはウッディーな香りが特徴的なアロマオイルです。
アロマオイルに使用される木材は仏具類やお線香としても活用されているので、寺院に行った時の香りを想像してみてください。
サンダルウッドは古くから寺院などで瞑想する際に用いられているだけもあり、鎮静作用があります。
イライラや緊張で気持ちが高ぶって眠れない時に効果を発揮します。
就寝前のほかには、学校の試験や仕事のプレゼン前にもおすすめです。
アロマオイルに使用される代表的なラベンダーにはリラックス効果と鎮痛効果が備わっており、ストレスや緊張を鎮めて安眠を促す
オレンジスイートは気分をリフレッシュする効果を持ち、食欲不振・血行不良にも良いとされる
ベルガモットは鎮静作用の他抗菌作用により肌トラブルの改善に効果がある
ゼラニウムは自律神経やホルモンバランスの乱れを調整する効果があり、生理不順といった女性特有の悩みの改善に役に立つ
サンダルウッドは高ぶった神経を落ち着かせてくれるので、就寝前の他にも緊張するイベントを控えている方にもおすすめ
4. おすすめのアロマオイルをブランド別にご紹介!
おすすめするアロマオイルの商品をアロマブランド別にご紹介します。
価格はもちろんですが、それぞれのブランドがもつ特徴にもご注目ください!
4-1 生活の木
「生活の木」は創業から40年以上、国内外の提携農園から厳選したハーブや精油などの素材を元に、様々な商品を開発・販売しているハーブとアロマテラピー専門店です。
生活の木が取り扱うアロマオイル(精油)は、内閣府に公益認定された「AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)」の「AEAJ表示基準適合認定精油」として認定されています。
アロマオイル(精油)の香りは170種類以上と非常に豊富で、サイズも1mlから1リットルまで展開されているので、幅広いニーズに対応しています。
数多くの商品がメディアでも取り上げられており、名実ともに信頼性のあるブランドとしてアロマ初心者からプロの方問わず抜群の人気を誇っています。
アロマオイルでアロマテラピーを始めたい方は、迷ったらまず生活の木ブランドの商品を選ぶのがおすすめです。
特に人気の「ラベンダー」、「オレンジスイート」、「ベルガモット」から是非選んでみてはいかがでしょうか?
4-2 ニールズヤードレメディーズ
「NEAL'S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)」は、イギリスで創業され、30年以上の歴史がある老舗オーガニック・コスメブランドです。大きな樹木のロゴと青いボトルの商品が印象的です。
「肌にのせたものは、体の中に浸透していく」として、農薬や化学肥料を使わないオーガニックの原料に強くこだわり、肌への負担が少なく、植物本来の香り・質を感じられるアイテムを取り揃えています。
そのこだわりの一つとして、オーガニック認証機関の中でも土壌、環境など厳格な規定をもち、オーガニックの国際基準の基礎となっている「英国ソイルアソシエーション」から認定された原料を採用しているので、安心して使用することができます。
また、特徴的な青色のボトルですが、この青色は繊細な素材を紫外線から守り、保存料をほとんど使わずに提供できるということで、ニールズヤードが如何に自然にこだわり、素材を丁寧に扱っているのかが分かります。
アロマオイル商品は少々価格が高めですが、女性を中心に世界中で人気のブランドです。
4-3 フロリハナ
「Florihana(フロリハナ)」は、フランス発のオーガニック・アロマブランドです。
取り扱っているアロマオイル(精油)はオーガニック製品となっており、香りの種類は100種類以上あります。
エコサートやコスメビオ、USDAなど、信頼のあるオーガニック認定を取得しているので信頼性もバッチリです。
フロリハナのアロマオイルの1番のポイントは、オーガニック製品なのにリーズナブルな価格で購入できることです。
プロがこだわり、信頼性も高いアロマオイルをお手軽に求められるのは非常に嬉しいですね。
フロリハナの取扱店舗は東京都杉並区の一店舗のみ(*2021年3月現在)なので、オンラインでのお買い物がおすすめです。
4-4 プラナロム
「PRANARŌM(プラナロム)」は、ベルギーに本社をおいているアロマブランドです。
プラナロムの最大の特徴は、多くの企業やプロが認める高品質なアロマオイル(精油)ということです。安全性・信頼性においても非常に高い評価を得ています。
その理由の一つが、ベルギー本社と、輸入元である日本輸入代理店「健草医学舎」のそれぞれにおいて厳しい品質チェックを行っていることです。
日本独自の高い審査基準をクリアしたものが国内に流通されているので、非常に安心感があります。
また、プラナロムの商品を購入すると、その一つ一つに詳細な成分分析表が添付されています。
商品の成分がはっきりと表示されているという点も、プラナロムの商品の信頼性の高さを表しています。
商品は基本的にサイズが10mlからなので価格は高めですが、安心・確実な面を重視する方にとてもおすすめのブランドです。
4-5 ナゴミアロマ
「NAGOMI AROMA(ナゴミアロマ)」は、天然100%のアロマオイルを数多く取り揃える日本のアロマブランドです。
ナゴミアロマの特徴は、5ml ~ 100ml までの豊富なサイズ展開と、リーズナブルな価格です。
特に、価格については徹底的なコストカットと、中間業者を通さず流通経路を簡潔にすることによって、他のブランドの商品よりも非常にお手頃な価格となっています。
アロマオイルを試してみたいけどそれほどお金はかけたくない、というアロマ初心者の方におすすめです。
「AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)」が定める基準をクリアしているので、安全性も示されています。
アロマ初心者の方におすすめしたい商品は、「エッセンシャルオイル お試しセット」です。
6本のアロマオイルの香りをお手頃な価格で購入することができます。
5. ブレンドアロマオイルもおすすめ!
アロマオイルの楽しみ方の一つに、自分で好きな香りをブレンドできることが挙げられます。
オリジナルの香りにカスタマイズしたり、その香りがもつ効能を互いに高め合ったりすることができます。
ただし、まだアロマオイルに慣れないまま自分でブレンドするのは難しいので、特別なこだわりがない場合はプロがブレンドしたメーカーのアロマオイル(精油)を試してみるのが良いと思います。
「この香りが持っている効能は気になるけど、単一だと匂いが合わないなぁ」
「リラックス効果の香りを色々組み合わせたいけど自分じゃ難しい」
といった方におすすめです。
また、「リラックスしたい人向け」・「元気を出したい人向け」・「集中したい人向け」というように特定の目的や場面に応じたブレンドアロマオイルも多くあるので、自分の悩みにあったものを選ぶと良いでしょう。
アロマオイルは複数の種類をブレンドすることで香りが引き立つだけではなく、効能の相乗効果も得ることができる
自分でブレンドすることに慣れないうちはメーカーのブレンドアロマオイルを使用すると良い。その際は自分の悩みに合ったものを選ぶのがおすすめ
6. アロマオイルの使い方
アロマオイルを使ってアロマテラピーを楽しむ方法をご紹介します。
6-1 簡単にアロマを楽しめる「吸入法」
アロマディフューザー等の専用アイテムを必要としない、お手軽な方法です。
家にあるものを使い、アロマオイルさえあればお手軽にアロマテラピーを楽しむことができるのが良いところです。
① ボトルから直接嗅ぐ
ボトルの蓋を開けて、手で香りを自分の方に寄せるようにしましょう。
直接鼻を近づけると刺激が強すぎる場合があるので注意です。
② ハンカチやティッシュペーパーに染み込ませる
ハンカチやティッシュペーパーにアロマオイルを数滴染み込ませて香りを楽しみます。
就寝時には枕元に置いておくだけでも香りを楽しむことができ、気持ちよく眠ることができます。
ただし、ハンカチ等布製品を使用する場合は、シミになる場合があるので注意です。
また、寝具の上に置く際は受け皿を用意するようにしましょう。
③ マグカップを使う
お湯をはったマグカップやコップにアロマオイルを数滴垂らし、香りを含む蒸気を吸い込みます。
刺激になるので目は閉じ、深呼吸するようにゆっくり吸い込むのがポイントです。
飲用は危険なので、マグカップのお湯を飲まないように注意してください。
6-2 アロマ専用アイテムを使った「芳香浴」
芳香浴は、アロマディフューザー、アロマライト等を使用し、空気に香りをのせて楽しむ方法です。
就寝前に寝室にアロマディフューザーをセットしておくと、寝る時にアロマオイルの香りに包まれながらぐっすり眠ることができます。
アロマディフューザーと聞くと加湿器のような電気式のものや、火を使うイメージを持つかもしれませんが、ディフューザーの中にも種類があり、「リードディフューザー」といったものや、アロマストーン等電気や火を使わない静かで安全なものもあります。
電気を使うものだと寝室に置くと寝る時に駆動音が気になる場合もあるので、選ぶ際は注意しましょう。
アロマ専用アイテムは見た目もオシャレで、インテリアとしても使えるものも多いので、気になるアイテムを探してみるのも楽しいと思います。
アロマオイルはボトルから直接嗅ぐ、ティッシュ等に染み込ませる、お湯をはったコップに入れて蒸気を吸い込むといった方法で簡単に楽しむことができる
アロマディフューザーには火を使うものと使わないもの等様々な種類があり、自分が使用する場所やシチュエーションに合わせて選ぶことが大切
7. アロマオイルを扱う時の注意点
お手軽に使用することができるアロマオイルですが、安全性や管理には気をつけましょう。
以下の点に注意してください。
・アロマオイルの期限に注意し、開封した場合はなるべく早めに使い切るようにする。
・アロマオイルの質が変化・劣化してしまうので、ボトルの蓋はしっかり閉め、直射日光や高温多湿を避けた場所に立てた状態で保管する。
・アロマオイルの使用中に気分が悪くなった場合は使用を中止し、窓を開ける等換気を行う。
・原液は直接触れないようにして、もし皮膚についた場合や目・口に入ってしまった場合はすぐに大量の水ですすぐ。
・アロマオイルの成分の一部には紫外線に反応して炎症を起こすものがあるので注意する。
・ペットがいる場合は、使用するアロマオイルに問題がないかお店の人と相談する。
・火気に注意する
以上挙げたものが全てではないので、アロマオイルを購入した際はその商品の説明・注意書きをしっかり確認するようにしてください。
安全性に注意しながら楽しみましょう。
アロマオイルを使用する際は、開封したボトルは早めに使い切る、直射日光を防ぐといった品質の管理に注意する
アロマオイルの原液は直接触れないようにし、皮膚や目、口についた場合はすぐに洗う等、安全性にも気をつける
8. まとめ
睡眠に効果的なアロマオイルについてご紹介しました。
アロマオイルは意外とお手軽にアロマテラピーを楽しむことができるのが良いところで、
軽いストレッチやヨガ、読書や音楽を聴く等、他のことをしながら楽しめるのもポイントです。さらにリラックスすることができるでしょう。
ただし、注意点や安全面には十分に気をつけましょう。
さまざまなストレスで疲れている時こそ、アロマテラピーの時間を設けてみてはいかがでしょうか?

できること