【安眠効果】良い睡眠にはハーブティー!おすすめ商品・効果的な飲み方もご紹介!
就寝前にする決まった行動・ルーティンはありますか?
就寝前に同じ行動をとる「入眠儀式」を行うことで気分が落ち着き、リラックスして眠ることができます。
音楽、読書、ヨガ等決まった入眠儀式がない方は、就寝前に「ハーブティー」を飲むのはいかがでしょうか?
ハーブにはリラックス効果やリフレッシュ効果など、睡眠に役に立つ効果を持つものがたくさんあります。
この記事では、就寝前に飲むと良いおすすめのハーブティーをご紹介します。
おすすめのハーブティー商品もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. ハーブティーの効果
ハーブといえば有名なものだとミントやバジル、パセリ等食品の香り付けや食用というイメージが強いという方が多いかもしれませんが、ハーブは古くから薬草として世界各地で薬用、飲用、美容等、食用のみならず生活のあらゆる場面で使用されてきました。
それほどハーブには数多くの種類があり、それぞれ様々な効能を持っています。
例を挙げると、
- 疲労回復
- 冷え性改善
- 消化促進
- 肌荒れ改善
- 便秘改善
- 抗菌・殺菌作用 …etc
等々、挙げていくとキリがないですが、代表的な効果にリラックス効果、自律神経を整える効果など、快適な睡眠に関わるものがあります。
それらのハーブを使用したハーブティーを就寝前に飲むことで、心身共にリラックスでき、心地よい眠りに就くことができます。
またハーブは、そのほとんどが覚醒作用や利尿作用を持つカフェインを含んでいないということも特徴で、就寝前でも安心して飲むことができるので、入眠儀式としても適しているといえます。
ハーブティーの代表的な効果にリラックス効果、自律神経を整える効果がある。
ハーブは多くがノンカフェインなので、就寝前でも飲むことができる。
2. 快眠を促すハーブ3選!
睡眠に効果のあるハーブを一部ご紹介します。
2-1 1. カモミール
効能
不眠や不安、ストレスに効果があり、気分を落ち着けてくれます。
また、発汗作用があり、代謝も促進してくれるので、身体を温めてくれます。
カモミールは睡眠に関係する効果だけではなく、抗菌作用が強く、炎症を鎮める効果、消化促進作用や胃腸の調子を整える効果もあり、吐き気、食べ過ぎ、食欲不振、ストレス性の胃の不調にも有効です。
注意点
カモミールはキク科の植物なので、キク科アレルギーをお持ちの方はご注意です。
また、生理促進作用や、子宮を収縮する作用を持っているので、妊娠中の方は飲用を避けてください。
2-2 2. オレンジフラワー(オレンジブロッサム)
効能
不安・ストレスの緩和や鎮静効果があり、筋肉の緊張も和らげてくれます。
心身ともにリラックスしたい時に飲むのが良いです。
他には、オレンジの果実と同じようにビタミンBとビタミンCが多く含まれていることや、血行を良くしてくれること、新陳代謝を活性化させることから美容にも良く、ホルモンのバランスも整えてくれるので女性におすすめです。
注意点
妊娠中の方は医師との相談の上で飲用してください。
また、吐き気・むかつきを伴うような偏頭痛時・関節炎の方は飲用を避けてください。
2-3 3. ローズ
効能
ローズには女性にとって良い効果がたくさんあるというところに注目です。
- 美肌効果
一つ目は美肌効果です。ローズにはビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれているので、シワやシミを減らしてくれ、肌を若々しく保ってくれます。
- ホルモンのバランスを整える
二つ目は女性ホルモンのバランスを整えてくれる効果です。 生理不順やPMS、不妊、更年期障害の改善等、女性特有の悩みに働きかけます。
- 鎮静作用
三つ目は感情・気分を落ち着かせてくれる効果です。 この鎮静作用は性別に関わらずメリットになりますが、特に女性はストレスやその影響を受けやすいと言われています。
注意点
ローズには危険とされる副作用は特にありません。ただし、妊娠中・授乳中の方は医師と相談することを忘れずに。
また、似たような名前のハーブに「ローズヒップ」、「ローズマリー」がありますが、それぞれ効果が違うので注意しましょう。
2-4 その他
他には、ラベンダー、パッションフラワー、スペアミント、リンデン、レモンバーム等があります。
表. 睡眠に効果的なハーブ
名前 | 効能 | 注意点 |
---|---|---|
カモミール | 鎮静、健胃、消化促進、抗炎、発汗など | 妊娠中・授乳中の方、アレルギーの方 |
オレンジフラワー | 鎮静、抗不安、抗うつ、健胃など | 吐き気・むかつきを伴うような偏頭痛時・関節炎の方 |
ローズ | 鎮静、強壮、生理不順の改善、緩下作用による便秘改善など | - |
ラベンダー | 鎮静、抗うつ、強壮、抗菌など | 妊娠中の方 |
パッションフラワー | 鎮静、鎮痛、抗不安など | 妊娠中の方 |
スペアミント | 鎮静、消化促進、免疫賦活など | 妊娠中の方 |
リンデン(花) | 鎮静、鎮痙、発汗など | - |
レモンバーム | 鎮静、抗うつ、強壮、発汗、消化促進など | 妊娠中の方 |
3. ハーブティーを選ぶ時のコツ
3-1 ハーブティーを始めるならブレンドがおすすめ!
ハーブティーには一つのハーブを使った「シングル」ハーブティーと様々なハーブをブレンドした「ブレンド」ハーブティーがありますが、おすすめするのは「ブレンド」です。
ブレンドのメリット① 飲みやすくなる
シングルでは香りが強すぎたり、味が口に合わず飲みにくいと感じるハーブティーも、他のものとブレンドすることで風味が豊かになり、飲みやすくなります。
ブレンドのメリット② 相乗効果
ハーブは相乗効果が高く、様々なハーブをブレンドすることでお互いの効果の働きをさらに高めあうことができます。
ブレンドの注意点
市販されているブレンドハーブティーには、紅茶とブレンドされているものもあります。紅茶にはカフェインが含まれているので、寝つきを悪くしてしまう可能性があります。
また、マテ等カフェインを含んでいるハーブがブレンドされていることもあるので、ノンカフェインと明示されていない商品の内容には注意しましょう。
ハーブティーはブレンドがおすすめ。飲みやすくなり、相乗効果でハーブの効果も高まる
4. 快眠に役立つ!おすすめのハーブティーをご紹介!
4-1 セレッシャル スリーピータイム
おすすめのハーブティーは「Sleepytime(スリーピータイム)」シリーズです。
ソファでうたた寝をしている熊のイラストが描かれている可愛らしいパッケージが特徴的です。
おすすめ理由 ① : 「睡眠」を意識したハーブティー!
スリーピータイムはその名の通り「睡眠」を強く意識した商品です。
この商品には
- カモミール
- スペアミント
- レモングラス
- ティリア
- ブラックベリー
- オレンジ
- ホーソンベリー
- ローズ
の8種類のハーブがブレンドされており、先にご紹介したカモミールやオレンジ、ローズのほか、鎮静作用・リフレッシュ作用を持つハーブ等、眠気・安眠を促すハーブを豊富に使用しています。
さらに、シリーズは全てノンカフェインなので睡眠を妨げることもなく、子供から大人の方まで幅広く楽しめます。
就寝前に最適なハーブティーと言えます。
おすすめ理由 ② : 信頼のあるブランド
スリーピータイムを販売しているのは、「Celestial Seasonings(セレッシャルシーズニング)」です。
セレッシャルシーズニング社は自然豊かなアメリカ・コロラド州で40年以上続く老舗ハーブティーメーカーであり、アメリカ屈指のハーブティーブランドとして有名です。
商品の外箱の全てに再生紙を使用しているというエコな会社としても知られていて、材料も自然にこだわり、合成着色料、合成香料、保存料を一切使用していません。
そんなセレッシャルシーズニング社が原材料から厳しい品質検査を行っているので、安心して飲むことができます。
おすすめ理由 ③ : 豊富なフレーバー
スリーピータイムにはハチミツ風味、ピーチ、ラベンダー等のフレーバーが用意されています。
ハーブティーは飲みにくいイメージを持つ方も多いと思いますが、豊富なフレーバーから好きな香りを選ぶことができるので、ハーブティー初心者の方でも試しやすく、入門用としてもおすすめです。
ノーマルな「sleepytime」はミントの香りが少し強いので、苦手という方は他のフレーバーを選ぶと良いでしょう。
種類がたくさんあって選べない、という方には「スリーピータイムピーチ」が飲みやすくておすすめです。
また、より睡眠をサポートするためにリンデン、バレリアンを加えた「スリーピータイム エクストラ」というものもあります。
ノーマルのものより強いハーブティーで、よりハーブの安眠効果を実感したい人は試してみましょう。
スリーピータイムを購入するには
スリーピータイムシリーズは海外輸入品なので、輸入食品を取り扱っている店舗で購入することができます。
取り扱っているお店がお近くにない場合はオンラインショップがおすすめです。
Amazonや楽天市場といった大手通販サイトにおけるレビューでも高評価を獲得している人気商品なので、お買い上げの際はお早めに!
5. ハーブティーの効果的な飲み方
5-1 リラックスしながらゆっくり飲む
ハーブティーを飲むときは、座った姿勢で、体の力を抜いてリラックスしながら飲みましょう。
ハーブティーにはアロマテラピー効果もあり、立ち上るハーブの豊かな香りを嗅ぐことで、香りが鼻から吸収され脳にまで届くので、リラックス効果も上がります。
また、できればハーブティーの効果を意識して飲むようにすると良いでしょう。
専門家の話によると、ハーブティーの効果は飲む人の意思によって効力が変わるといいます。※1
プラシーボ効果と少し似ていますが、ハーブの効果を意識して飲むことでその効果を強めることができるのです。
急いでハーブティーを飲むと香りを楽しめないどころか効力にも関わってくる可能性もあるので、ハーブティーを楽しむときは余裕を持つようにしましょう。
長く楽しむためにも、ハーブティーの温度は少し熱めがおすすめです。
5-2 飲みにくいときは甘味をつけよう
紅茶やコーヒーにミルクや砂糖を足すように、ハーブティーも飲みにくいと感じたときは甘味を入れると美味しく飲むことができます。ハーブティーに馴染みがない方におすすめです。
加えるものとしては砂糖やハチミツが良いでしょう。また、ホットミルクも試してみると良いかもしれません。
5-3 夜に飲むタイミング
ハーブティーにはノンカフェインのものが多いですが、ハーブの種類によっては利尿作用を持つものもあります。
寝床に入る直前に飲むことは避け、就寝1時間前くらいに飲むのが良いでしょう。
また、就寝時はお手洗いを済ませるようにしましょう。
ハーブティーを飲むときはリラックスして、香りを楽しみながらゆっくり飲むと良い
ハーブティーが飲みにくいときはハチミツ、砂糖、ホットミルクを試してみる
夜にハーブティーを飲むタイミングは、就寝前1時間が良い
6. ハーブティーの注意点
6-1 持病・アレルギーを持つ方、妊娠中・授乳中の方の飲用は注意
上でもそれぞれのハーブの注意点として書きましたが、アレルギーをお持ちの方、妊娠中・授乳中の方の飲用は注意です。
ハーブティーに含まれるハーブの種類を確認するだけでなく、効果についても事前に調べるよう心がけましょう。
前者の場合、例えば花粉症の方にとってカモミールなどのキク科のハーブは特にアレルギー反応が出やすい場合があります。
また、血圧を上げる作用をもつものもあるので高血圧や糖尿病の方は危険です。
後者の場合、ハーブには子宮収縮作用等、出産に影響を及ぼす効果が含まれるものもあります。医師と相談の上で飲用しましょう。
6-2 薬との飲み合わせにも気をつける
古くから薬草として使われているとおり、ハーブには薬効を持つものがたくさんあるので、薬との飲み合わせには十分に注意しなけければいけません。
薬の成分とハーブの成分どうしが反応して予想外の強い薬の作用がでたり、反対に薬が効きにくくなったりする場合があり、前者は場合によっては命に関わることもあり特に危険です。
薬を処方されている方、市販の薬を飲んでいる方は医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
6-3 我慢して飲み続けない
ハーブティーがどうしても口に合わないという方や、飲むと身体に不調がでるといった、体質的に合わない方も注意です。
ハーブティーの効果を実感するまでには時間がかかる場合があり、飲むことを習慣づけして、ある程度長く続けていくことが必要になります。
ハーブティーの効果だけを頼りに、口に合わないもの、身体に合わないものを飲み続けるのは苦痛です。
次第にストレスとなっていき、睡眠の妨げにもなるので無理して続けるのは止めましょう。
6-4 ハーブティーは1日3杯まで!
反対にハーブティーをがぶ飲みすることも良くありません。
飲み過ぎることでアレルギー症状や副作用を引き起こしてしまう恐れがあり、腹痛や下痢といった体の不調にも繋がります。
また、ハーブには利尿作用を持つものもあるので、夜中にトイレに起きてしまうことも増える恐れもあります。
ハーブティーは朝・昼・夜の3回飲む程度が丁度良いとされています。
持病・妊娠中・授乳中の方の飲用は注意する
薬とハーブティーの飲み合わせには気をつける
口や体質的に合わなければ無理をして飲み続ける必要はない
ハーブティーは1日最大3杯まで。がぶ飲みは避ける
7. まとめ
快眠に役立つハーブティーについてご紹介しました。
ハーブティーは種類が多く、ブレンドしているものも含めると大変な数になります。
それだけ奥が深いとも言えるので、自分で好きなものを選んで試してみるのも楽しいと思います。
ただし、商品の注意事項や成分を確認することは忘れないようにしてください。
外国の商品だと特に見落としがちになる可能性があるので注意です。
他に、睡眠のために飲むハーブティーを選ぶ際は、ノンカフェインかどうかも確認しましょう。
また、ハーブティーは睡眠の質を上げるポテンシャルを秘めていますが、ハーブティーだけを頼りにするのもよくありません。
睡眠の質は普段の生活や食事のバランスによっても、もちろん変わります。
ハーブティーはあくまでサポートとして考え、神経質にならないことが大切です。
ハーブティーは毎日飲んでいても、効果を実感するまでに数週間以上時間がかかる場合があります。
長く続けるためにも、自分の好きな香りを探してみてはいかがでしょうか?
お気に入りのハーブティーを見つけて、入眠儀式として生活に取り入れてみましょう!
※1 Herbal Medicine. 2nd ed. by Weiss, R., and Fintelmann, V.
